① 日付、タイトル(演題・プロジェクト名など)を記入
② 持ち物リスト(準備したら色ペンでチェック)
③ ブロック分けしてラベル付け。おおよその時間も書いておく
④ 色付きのマスキングテープを使い、1マス=5分でカウント、時間軸とする
⑤ 進行の順に番号を振っておく
⑥ 特に重要な内容については直接書き込む(この場合は質問事項を記入)
⑦ 進行の中で言及したいこと、紹介したい内容などは右側に(該当部分は同色マーカーでリンク)
ポイント2 : 読んでワクワクする工夫をプラスする
当日進行をしながら、変わった部分があれば、赤ペンで記入。また次回へ繰り越すことや解消しておきたい疑問などは、ふせんを活用すると便利です。このノートはあくまで「使い回しの保管用」なので、毎回共通する情報や意識したいこと以外は、直書きしません。一方で、振り返りのレビューは残しておきたいところ。「よかった点」「反省点」「課題」は次回の自分へのバトンです。レビューは必ず書きますが、読んでワクワクする工夫をプラス。色ペンやシールなどちょっとした遊びを加えます。
① 予定と違う場合は、赤ペンで実際の動きを記入する
② 振り返り枠を設けてレビューする
③ 次回の繰越事項はふせんでメモする
次回の「シナリオノート」は、初回のページを土台とし、改善点も盛り込んで、新しくページをつくります。ノートに手書きしながらつくることで、時間の流れや内容のボリュームなどを紙の上でシミュレーションできるのがいいところ。プリントや資料ですでに完成したものがあっても、アナログのノートに落とし込んで自分で構成すると、頭にも入りやすい。ノートに清書しながら、当日の流れを体に叩き込む感覚です。
また、繰り返し使うノートとしては、振り返りたくなる工夫をすることもオススメ。カラフルな色ペンやシール、スタンプ、また”水性ペンで書けるマスキングテープ”など、パッと目に入りやすい仕掛けをすると、見るたび脳に刷り込まれていきますよ。
「シナリオノート」のよさ
▶繰り返し使う教科書(マニュアル・テキスト)を意識して手書きすることで理解が深まる
▶整理された自分だけのマニュアルを1冊持つことで自信がつく
▶見やすい工夫をして振り返り回数を増やせば慣れるのが早い
▶予定と現実(結果)を一元管理できる
▶予定・当日の流れ・内容・課題・改善点までを1冊に整理して保管できる
▶清書したノートはPDFやコピーなどデジタル化してストック、シェアもできる
▶自分用の議事録になる
「シナリオノート」を応用できそうな、その他の使い方
▶会議やプレゼンの準備
▶セミナーやワークショップの準備
▶勉強の計画&レビュー
など
Profile
- ごとうあいこ(eyeco) Aiko Goto
フリーエディター&ライター
編集プロダクション勤務を経て、2007年よりフリーランス。『夢をかなえる! 私のノート術』(宝島社 / 2016年)のライティングを担当して以来、文具、ノート、手帳の活用術をテーマとした書籍に数多く携わる。ヘビーユーズのノートや手帳を使った講座やワークショップもときどき開催。英会話と異文化交流がライフワーク。
Web:room510.lomo.jp
Instagram:@room510edit