2007年の海外展開以来、今なお支持を得ている
マークスのデザインダイアリー


マークスのデザインダイアリーの海外展開は2007年にスタートし、2025年版で18シーズン目を迎えます。こだわり抜いたフォーマットのデザイン、ジャーマン・デザインアワードを受賞した「storage.it」に代表される機能的かつシンプルなデザインのカバーなど、メイド・イン・ジャパンならではのギミックや品質の高さが今なお高い評価を集め、欧州を中心に世界67カ国、9,000以上の店舗で販売されています。

2021インターナショナル・ダイアリー

<2000年>
デザインダイアリーの登場。そして届き始めた世界各地からのオーダー

2021インターナショナル・ダイアリー

1995年からデザイン・ステーショナリー制作を始めたマークスが、初めて取り組んだダイアリーは2000年コレクション。わずか4モデル17種類、本文フォーマットは1種類でのささやかなデビューでしたが、その後は本文フォーマットの追加、表紙のダイナミックなビジュアル化などにより、その種類は一気に増えていきました。販売は日本国内のみでしたが、2003年頃からはウェブサイト宛に世界各地から問い合わせや注文が相当数寄せられるようになっていました。

<2006年>
パリのトレンドセッター「コレット」とのコラボレーション

2021インターナショナル・ダイアリー

2000年代前半からマークスの製品を扱い始めたパリのセレクトショップ、コレット。デザイン感度の高いパリジャン、パリジェンヌが集うトレンドセッター・コレットとマークスによる共同開発商品がデビューしたのは2006年のことでした。フランス人アーティストのオリヴィエ・クンツェルとフロランス・デガのユニットが生み出し、当時のコレットのシンボルであった犬のキャラクター Cap&Pep のイラストを表紙や本文に展開したスペシャル・モデルが誕生。ヨーロッパではコレットのみで発売、日本ではマークス直営店限定発売のレア・コレクションも誕生しました。

<2007年>
ヨーロッパでのトレードフェアに出展。海外市場専用ダイアリーを発表

2021インターナショナル・ダイアリー

2006年のコラボレーション・プロジェクトによって多くの時間を共有したコレットのバイヤーにしてクリエイティブ・ディレクターを務めるサラに背中を押されたこともあって、2007年、フランクフルトの「ペーパーワールド」、パリの「メゾン&オブジェ」に出展。予想以上の手応えとオーダーを獲得し、海外市場専用のモデルとしてインターナショナル・バージョンをリリースしました。2008年には欧州でのセールス&マーケティングをつかさどるマークス・ヨーロッパをパリに設立し、ヨーロッパ市場での販売活動を本格的に開始しました。

<2009年>
ヨーロッパでの販売好調。雑誌「MONOCLE」とのコラボレーションスタート

2021インターナショナル・ダイアリー

マークスのデザイン・ダイアリーがヨーロッパで注目を集め出した当時、ポンピドゥ・センターとして知られる、パリ・レアールのフランス国立現代美術館のミュージアム・ブックストアでもマークスのダイアリーは話題になりました。このストアは世界各地からの美術館来場者のみならず、デザイン感度の高い地元パリジャンの利用も多い、フランスでも有数のデザイン・ステーショナリーの売り場。世界中のダイアリー・ブランドが揃うその店頭で、マークスの2010年版ダイアリーが導入2 年目にしてブランド別でトップに肩を並べる第2位の販売実績を記録したのでした。

この年、ロンドン発のオピニオンリーダー向けの情報誌「MONOCLE(モノクル)」とのコラボレーションダイアリーが誕生し、2019年版まで続きました。

<MONOCLE (モノクル) >
マガジン、ウェブ、報道、リテール、そしてインハウス収録による24時間インターネットラジオを備え持つ、プレミアムメディア。国際色豊かな時事問題、ビジネス、文化、デザインなどを独自の手法で取り上げ、世界中に発信。世界のニュースに常にアンテナをはっていることを使命としています。2007年に創刊したマガジンは、オピニオンリーダー向けのロンドン発の情報誌として、イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、スイス、ドイツ、フランス、香港を中心に世界各国で毎号80,000部以上が販売されています。

<2012年>
セレクトショップ「merci」とのコラボレーションスタート

パリ・マレ地区にオープンしたセレクトショップ「merci(メルシー)」とのコラボレーションダイアリーを発売。2021年版で9シーズン目となりました。

<merci (メルシー)>
2009年3月にパリ・マレ地区にオープンしたセレクトショップ。「モード、社会貢献、ライフスタイル」というコンセプトやラインアップは、エシカルで感度の高いパリジャン、パリジェンヌ、そして世界中のクリエーターたちから常に注目を集めています。創設者はマリー・フランスとベルナール・コーエン夫妻。1,500平方メートルの店内で、シックでカジュアルな日用品や洗練されたデザインの雑貨などを展開し、収益の一部は、マダガスカルの子どもたちのために役立てられるなど、チャリティという形で社会へ還元されていることも共感を集めています。

<2014年>
「storage.it」が、「ジャーマン・デザインアワード」を受賞

ロングセラーモデルであるスライドジップ付ポケットを備えたノートやダイアリーのカバー「storage.it(ストレージ ドット イット)」が、「ジャーマン・デザインアワード」を受賞しました。同賞はこの年設立60年周年を迎えた German Design Council(ジャーマン・デザイン評議会)が主催する世界的に権威のあるデザイン賞のひとつであり、コミュニケーション・デザイン5部門とプロダクト・デザイン5部門の計10部門が選出の対象で、各部門ごとに10作がウイナーに選出されました。今回、「storage.it(ストレージ ドット イット)」はワーキング・スペース部門での受賞となりました。

<2020年>
インターナショナルダイアリーは「storage.it」をベースにラインアップ

現在では、パリのマークス・ヨーロッパとドイツ・フランクフルトに営業拠点を配置し、欧州を中心に世界67カ国、9,000以上の店舗でマークスのオリジナル商品を販売しています。2018年には直営店マークスタイル トーキョー パリ ル・マレ店がオープンしました。パリやミラノの高感度なセレクトショップやベルリンやウイーンのミュージアムショップなど、その業態はさまざまですがダイアリーをはじめとするマークスの製品に対する評価は高く、多くのお客さまに手にしていただいています。海外市場でも、洗練されたデザイン、気の利いた日本製品ならではの機能と意匠、そしてメイドインジャパンの日本品質が評価を集めているのです。 2021年版のインターナショナルダイアリーはウィクリーバーチカルを本文フォーマットにした2つのサイズ、各6種類のデザインをラインアップ。そのすべてがヨーロッパで高い人気を誇る「storage.it」となっています。